村崎百郎の快楽パチンコ「盤面シャワー」第13発 村崎百郎
何だか知らねえけど今になって長野五輪の招致買収疑惑問題が盛り上がってるねえ。ギンパラのリーチ目はカメ・カメ・カニだが、オリンピックをシキるIOCの体質はカネ・カネ・カネが常識らしい。何でも欲しがるクレクレタコラなサマランチ会長はホントにタマランチだけど、そんなことでいちいち腹なんか立てるなよ。「全国民がチンポやまんこを濡らして狂喜した長野五輪の愛と涙と感動のドラマの裏側で、実はハナが曲がりそうな汚い贈賄と過剰接待のドロドロがあった」なんて、吐き気がするほどイイ話じゃねえか。こんな腐った時代や国にはお似合いだぜ。「感動してイイ気持ちになるにはカネがかかる」という点では五輪も売春も援助交際も全く同じなんだよ。
気をきかして帳簿を全部燃やした例の職員には国民栄誉賞でもくれてやったらどうだ?
★パチンコ店の営業時間が延びる!
午前1時にオケラになったら? その1
噂では風営法の一部が改正されて、パチンコ店の営業時間も延長が認められるらしいねえ。住宅地と隣接していないことなどの条件がいくつか付くらしいけ ど、それでも繁華街の店では今までよりも2時間延長の午前1時まで営業できるといういうから大変なもんだ。ただし、「パチンコを打つ時間が増えたからそれだけ収入も増えるに違いない。従来は年間トータルで4745時間(13時間×365日)あった営業時間が5475時間(15時間×365日)と一気に730時間(約56日分)も増えるんだから、年間収入もそれに比例して約1.15倍も増えるじゃないか!こりゃええゾ!」というのは、常に勝っている連中だけに許される皮算用だからカン違いしちゃいけねえぜ。 この計算がマイナスに働いたときのことを考えると全く恐ろしい。当然だが、いつも営業時間いっぱいまで負け続けている運の悪い連中は、時間が延長された分 だけ損失金も増大する計算で、たとえば、これまで年間平均100万円負けていた奴なら、今後は年間115万円も負ける計算になるのだ。そう考えると営業時 間延長は決して単純に手放しでは喜べない事態なのである。
影響は金銭的なものだけでは終わらない。午前1時というのは非常に微妙な時間で、大半の人間は繁華街から電車で帰宅するのが難しいだろう。店の営業が終 わった時点で運良く勝っていればタクシーでも何でも使って優雅に帰宅するのも可能だろうが、負けてスッテンテンのオケラ状態で放り出された日には、カプセ ルホテルに泊まるカネもなく、警察の派出所に行って交通費を借りようとしても高額なタクシー代までは貸してくれないだろう。季節が夏ならそのへんに寝っ転 がっても少々蚊に刺されるぐらいで済むだろうが、1月や2月の寒い時期ではそういうわけにはいかない。
「そんなことは自制心があれば簡単に解決する。電車のある時間に打つのをやめるか、帰りのタクシー代を残しておけばいいだけの話だろう」などと正論を言 う奴もいるかもしれないが、そんなタワケた意見がパチンカーに通用しないのは何より読者諸君が一番良く知っているだろう。自制心なんてモノがカケラでもあれば、午前1時まで負けっ放しでパチンコを打つ馬鹿はいないし、そもそも我々は自制心がないから負けても負けても懲りずにパチンコ屋へ行くのである。……などとグチっても仕方がないので、一応こうした場合のポピュラーな対策法を発表しよう。
1オヤジ狩りをして金をかせぐ(上手くいけばパチンコの負けも取り戻せるかも)
2適当な家を訪ねて「旅人ですが泊めてくれませんか?」と頼む(無理かねえ?)
3無銭飲食か酔ったフリをして暴れて警察のお世話になる(留置場に泊まれる)
4派出所へ行って「ボクがやりました」とウソの自首をする(カツ丼が食えるかも)
5金のありそうなホモ親父を探して身体を預ける(ケツは痛むがホテルに泊まれる)
どれも実行するのは難しいし大半はアウトだねえ。歩いて帰ったほうがいいかもな。
★豚小屋と二子山部屋の違いについて
相撲の若乃花の別居騒動報道が盛り上がっているせいか、最近、俺のアタマの中には「豚小屋と二子山 部屋の違いが分からなくて夜も眠れず困っている。両者の明確な区別の仕方を教えて欲しい」という電波がひんぱんに来るのでウルサくてしょうがねえ。確かに 両者の区分は難しく、正直言ってパチンコの釘読みの3倍は難しいだろう(村崎個人比)。しいていえば、豚小屋に来る嫁は二子山部屋に来る嫁のようにシルクの下着でなきゃイヤだとか子供を有名幼稚園に入れなきゃ気がすまないとか、そういう贅沢をいわないだけマシだという意見もあるが、俺は今度の若乃花の別居騒動については全面的に美○子さんの味方なので、そういう情のない意見には賛成しかねる。
考えてもみろ。結婚当初「ポカン口」などと馬鹿にするマスコミもあったが、美○子さんは腐っても元スチュワーデスであり、見た目のまんまの馬鹿であるはずがない。少なくとも低能中卒下司下品の俺の数百倍は賢いだろう。そういう人だから、冷静に気がついたのである。自分が嫁いだ花田家は3代続いた超名門相撲取りの家系だ。今は小さくて可愛い3人の子供たちも10歳を過ぎると急にブクブクと太り出し、教えもしないのに勝手にシコを踏み出すのは間違いないだろう。それは生粋の相撲マニアならいざ知らず、教養にあふれ美的センスも抜群にあるインテリ美人の美○子さんには耐えがたい事態に違いない。ならばせめて教育だけでも……と子供を有名幼稚園に入れたいと願うのは、豊かな教育を通して子供たちに「相撲以外にも人生はある。人はデブにならなくても充分生きて行けるんだ」ということに気づいて欲しいという親として当然の愛情なのである。そんなことも分からずに「何て贅沢で見栄っぱりな女だ!」などと言うのは実に見当違いの批判なのだ。だから美○子さんは悪くない!
少し考えれば分かることだが、相撲とは世界史にも類のない非常に珍しいデブの救済制度である。こんなに慈悲深い制度はどんなに福祉が充実した国にもないだ ろう。もしもイタリアやドイツに相撲があれば、たとえば現在ファッション界で活躍中のデブデザイナーのカール・ラガーフェルド(貴族)やジャン・フラン コ・フィレも立派な相撲取りになっていたかも知れないのだ。だから何だということもないのだが、とにかく人生の選択肢は多い方がいい。パチンコだっていつ 止めてもいいんだぜ!
ゲスが教える鬼畜のパチンコ術
他人の幸せを願って勝つ!
日本のオカルト業界(妄想)では古くから「人を呪わば穴二つ」というのが常識である。他人を呪い殺すとその呪いが反作用で自分にも返ってきて、結局は共倒れになるから人を呪うのはやめなさいという戒めの意味を含んだ言葉なのだ。これが西洋魔術になるともっと恐ろしく「人を呪うと3倍返し」などと言う。俺は詐欺まがいの霊感商法やオカルト話は嫌いだが、この法則はオカルトではなく当然のことだと思っている。絶えず自分以外の他人を呪ったり激しい憎しみを抱き続ける精神状態でいて、物事が上手く運ぶはずがない。自分では何もせずに他人の成功や性交をやっかんだり羨んだりしてばかりいては他人にも好かれないし、運も開けないだろう。だから人なんか呪って良いことはないし、「人を呪わば穴二つ」というのは本当なのだ。
であれば、この逆をやって幸福になることも可能だろう。すなわち「他人の幸せを真剣に願う」のである。パチンコの場合だと、いつもニコニコ微笑んで無心に心の底から「みんなが今日も一日パチンコを楽しんで勝てますように」と願っていれば、自分にも幸運が返ってきて勝率がアップするかもしれない。 その良い例がパチンコ漫画で大活躍中の谷村ひとし先生だ。谷村先生が常勝に近いくらいパチンコで勝ちまくり続けるのは、ひとえに綿密なデータ集積や分析に 基づいたオカルト打法だけでは説明がつかない。俺にはその秘密が、谷村先生が決して「自分さえ勝てばそれでいい」というパチンコをしないで、常に漫画を通 してパチンカーたちに有益な情報や必勝法を惜しげもなく公開している前向きな姿勢そのものにあるとしか思えないのだ。谷村先生の漫画を読むと、それほどパ チンコをやらない俺でも「ああ、このヒトは本当にパチンコが好きで、しかもみんなに幸福なパチンコを打ってほしいと心底思っているいいヒトなんだなあ」と いうのが伝わってくる。それは素直なパチンコファンならば誰でも同じことを感じるだろう。電波系の俺には全国の谷村ファンが谷村先生に感謝と応援の念(電 波)を送っているのがビシビシ感じられるし、それが良い効果を与えているのは間違いない。だから、人は心が荒んだ時こそ他人の幸せを願うべきなのだ。
村崎百郎の快楽パチンコ「盤面シャワー」第14発 村崎百郎
何でも最近巷じゃ「ちんこ三兄弟」とか「うんこ三兄弟」とか「まんこ穴兄弟」とかいう下品な歌が流行ってエラい騒ぎなんだってな。町を歩いていても、そこらじゅうでガキどもが「ちんこ思いのまんこ」とか「まんこ思いのちんこ」とか歌っててさすがの俺も赤面しちまうぜ。ホントにこの国はどこまで下品になるんだろうねえ。ついでにこの3つと語感が似ている「だんご」までがバカ売れしてるってんだから日本経済の先行きも明るいぜ。そうそう、だんごといえば桜も見頃の花見の季節だねえ。俺は「花よりまんこ、まんこよりアヌス」って感じのアナルマニアなんだが、パチンカー諸君はこの季節も「花見」ならぬパチンコ台の「穴見」かな?どうせ穴を見るならやっぱりとびきり臭い女のまんこ穴や尻穴を朝から晩まで見続けたいもんだねえ!
★パチンコ店の営業時間が延びる!
午前1時にオケラになったら? その2
先月に続いて今月もパチンコ店の営業時間延長問題について考えよう。
先月号ではパチンコを打つ時間が増えたらそれだけ収入も増えると思うのは常に勝っている者にだけ許される皮算用で、いつも負け続けている奴らの場合は営 業時間が延長されることで逆に支出が増えてしまうことも考えられるから手放しでは喜ぶなと述べ、さらにこの問題は単に金銭以外にもパチンカーたちのライフ スタイルを根底から変える可能性のあることを「繁華街のパチンコ屋で午前1時にオケラになってしまったら朝までどうするか」という問題を取り上げて説明し た。
確かに冬場に繁華街で午前1時に文無しになって放り出されるのは困るし、そもそも自制心を失ってそんな時間までパチンコを打ち続けてしまう心の弱さも問題である。
しかし、物事は悪いことばかりとは限らない。今月は先月とは逆に、「繁華街のパチンコ店で午前1時にオケラになったら?」問題で良い思いができる可能性 もあるという話を紹介しよう。モノは考えようである。いくら運の悪い奴でも年に一度や二度はオケラになるどころか、閉店時間までジャンジャン玉を抜きまく り出しまくり、純益で20万以上の大勝ちをおさめる幸運な日もあるかもしれないのだ。そうなったらシメたものである。儲けた金を「明日からのパチンコ資金 に回す」などと真面目で堅実なことは考えずに、あぶく銭は下半身のために有効に使おう。
といっても、あぶく銭だからソープランドへ行けなどとヘタなシャレを言うつもりはない。もっと安上がりに女とヤレる方法があるのだ。それは言うまでもな く、パチンコ屋の店内で午前1時にオケラになった女を探すことである。そんなに大勢はいるとは思えないが、中には負けが込んでアツくなってついつい有り金 を全部つぎ込んでしまう女も各店に一人ぐらいはいるだろう。そういう女を狙ってナンパするのだ。「泊まるところがないならボクの家においでよ」といって近 所のラブホテルに連れていけば女の方で股を開いて「してェ~してよォ~、パチンコで負けたのを忘れさせてェ~」と 積極的に激しいセックスをせがむのは間違いない。そして、こういう女の切実な思いに応えられなければ男じゃない!この場合はタマの精子が尽きるまで、何度 でも勃起して容赦なくハメ倒してやるのが男の優しさというものだろう(リミッターも撤廃されるんだから口、腟、アヌス、顔射と最低4発ぐらいは連チャン射 精するのが常識だ)。午前1時に営業時間が終わって、店の外で茫然と立っている女がいたらもう言葉はいらない。TV番組の電波少年のTプロデューサーのよ うに、そっと近寄って肩に手をかけ「行こうか?」と囁くだけで充分である。季節に関係なくその夜は長く熱い夜になることだろう(この記事には村崎の希望的妄想がかなり入っています。あまり本気にしないで下さい:編集部注)。何?間違ってオカマを引っ掛けたら?いいじゃねえか、気にするなよ。穴が一つ足りないぐらいが何だ!俺はカマわないぜ!
羽賀&アンナの破局を考える
女から金をむしり取れるだけむしり取って優雅に生きる全国70万人(電波調査による)の超最低ヒモ野郎たちの希望の星であり憧れの的だった羽賀研二が、遂に梅宮アンナに愛想をつかされ見下り半をつきつけられた。この破局は極めて不謹慎かつ無責任に羽賀の借金で梅宮家が完全崩壊するのを心待ちにしていた全国3千万人の梅宮家崩壊マニアを失望させたのは言うまでもないが、こうなると3億とも5億とも言われている巨額の借金をかかえた羽賀が、次の金ヅル目標を誰にしぼってアタックをかけるかが国民的興味となって、何でも賭けの対象にする英国ブックメーカーが乗り出して来るのも時間の問題だと思われる(思われません:編集部注)。俺の頭の中に直接やってくる妄想電波予想では、羽賀の次の金ヅル本命は、間違いなく超資産家でブレイクしまくりの旬の女、鈴木その子だという意見が大半を占めるが、対抗に若手のシンガーで「ユーミンの再来以上」とまで言われている宇多田ヒカルの名前も上がっており、今後、宇多田の事務所スタッフが夜這い対策で24時間警護にあたることが予想される。他に大穴として、きんさんぎんさんや森光子や大屋政子(死んでるよ:編集部注)、ウルトラCでアンナの親父の辰兄ィのおかまを掘って略奪同性愛でカネを引き出す(バカ言ってんじゃねえ!:編集部注)などのケースもあるが、頭を冷やして冷静に考えれば、資産家のお嬢様タレントである松たか子あたりに落ち着くのが筋ではないだろうか。いずれにしても、女からの借金は利子も元金も全て身体(チンポ)で払う主義で、羽賀研二の男らしさに深く共鳴し尊敬もしている俺としては、今回の破局はまことに残念である。ある意味で「チンポによる金持ち女の完全洗脳支配」というのは男の夢であり男のロマンであり俺の空であるので、そういう相手さえいれば俺もライターや工員なんかさっさと辞めて、朝から晩まで女の金でパチンコをやって年間平均1千万円ぐらい豪快に負け続けて、日本経済の活性化に貢献したいものだ。
いずれにしても「私生活のスキャンダルだけが売りでロクに芸もないまんこタレントどもの喧嘩別れ」というどーでもいいニュースがTVのワイドショーにお いて、人類にとって深刻なダイオキシン問題や都知事選挙以上に時間を取って放送されている事実は、この世の腐敗&堕落及び日本下品化を目論む俺にとっては 嬉しい限りである。
ゲスが教える鬼畜のパチンコ術
全く薦められない超最低の必勝法
いつも全く役に立たず、読むだけ無駄のどーでもいいデタラメな必勝法を延々と紹介し続けて読者の抗議が殺到しているこのコーナーだが、今回はその中でも極めつけのド最低の必勝法を紹介するのでマジメな読者は決して以下の行を読まないように。
まずは最近パチンコ店で見かけたちょっとイイ話をしよう。その日俺は都内某所で打ち合わせの後に、何となく電波が来て勝てそうな気がして、近くのパチン コへ立ち寄ってスロットコーナーでマンクラを打っていた。そのワリには大して勝てもせず、3回も続けて青7を引いてダラダラと現金投資をくり返し「やっ ぱ、電波なんか信じるもんじゃねえよな」と思いかけたその時、俺は右隣に座っている男が脳性マヒ系の身体障害者であることに気がついた。三 十歳前後に見えるその男は、身体を複雑に震わせてくねらせながら、たどたどしい手つきでコインを投入し、レバーを叩いては震える指でストップボタンを押し ていた。身体を動かすのは少々難儀な様子だったが、それでも男は実に楽しそうに打っていた。それを見て俺は「ああ、そうか、そういえばパチンコやパチスロというのは、少々ハンディキャップのある障害者の皆さんも健常者と同じように楽しめて、運が良ければ勝って儲けることが可能な、とても平等な娯楽な んだよなあ」ということに気がついた。それでもさすがに目押しは難しいらしく、フラグが立ったのに中々7が揃えられない男を見かねて、その隣に座っていた 目つきの悪い金髪鼻ピアスの兄ちゃんが親切に赤7を揃えてやった。男は本当に嬉しそうに幸福な笑顔を浮かべて何遍も礼を言っていた。CTに入ってもあまり 上手く黒チェリーを目押しできないようだったが、運が良いのか男はCT連チャンをくり返して確実にコインを増やしていた。その後サンダーVを一時間ばかり 打って何とかマイナスを挽回した俺が帰りがけに見ると男は台の上にドル箱を2箱も積んでいた。ここまで書けば察しのいい読者は超ド最低の必勝法が何だかお 分かりだろう。それは「遠隔操作をしていそうな店に迫真の演技で重度の障害をかかえた身障者を装って行き、同情を誘って勝つ」という悪質なものだ。やるなら人情のある優しい店が狙い目だな。
村崎百郎の快楽パチンコ「盤面シャワー」第15発 村崎百郎
それにしても日本は平和で素晴らしいねえ。ユーゴスラビアのコソボ自治区じゃ連日連夜NATO軍のいい加減な空爆があって、誤爆でとばっちりを受けた民間人がガンガン死んでいるら しい。あんな所でパチンコ屋を開店しても、ロクに客が来ないばかりか、派手なイルミネーションに引かれてミサイルが大挙して飛び込んできそうで怖いねえ。 客が大当たりを引き当てる前に、店がミサイルに大当たりなんてシャレにも何もならねえからな。ミサイルが飛んで来ない分だけ日本のパチンコ屋はマシだね。 そうそう、日本海沖に出没した北朝鮮の工作船が多数のアンテナを立てていたニュースを見て「あれは新潟市内のパチンコ屋の台に向けて飛ばされた電波ゴトに違いない」って妄想が出回ってるけど、そんな長距離電波ゴトが実際にあるわっきゃねえだろ!
★リミッターの外れたゴールデンウィーク
新基準から新内規へと規制が緩和され、5連チャンのリミッターが外されて、ようやくパチンコ業界にも遅ればせながら本格的な景気対策が始まったようである。
それにしても「新内規」というまっさらな運動靴みたいなネーミングは何だよ?
「ナイキのシューズの新しいのを履いてパチンコ屋に行ったら、みんな遠隔操作で30連チャン以上保証されるらしい」という根も葉もないデマが飛び交って、 全国各地でガキどもから爺さん婆さんまでがみんな、新品のナイキのシューズを履いてパチンコ屋の前に開店を待つ長い行列を作るという事態になったら面白い なあ……と、そんなつまらないマイケル冗談はさておいて、この号が出るのはちょうどゴールデンウィークの直前である。賢明なるパチンカーの読者諸君なら、 この時期が盆暮れ正月に次いでパチンコ屋が客からガッポリと回収する稼ぎどきであることぐらいは承知しているだろう。しかし良く考えるとゴールデン・ ウィークは非常に微妙な時期にある。カタギの世界では4月からの新入学、新入社で上京したり転勤したりと生活が大きく様変わりした連中がひと息つく頃で、 店側も出玉をサービスをして気前のいい所を見せて、新たな常連客の獲得を計るには適当な時期だ。そういう期待を持って考えると、盆暮れ正月よりは勝てそう な気がしてくるから不思議なものだ(妄想)。また、カタギの勤め人の立場でモノを考えると、4月末から5月上旬のゴールデンウィークというのは、6月中旬 から7月上旬にかけて公務員や各企業で出る夏のボーナスよりもずっと前にあるために、普段からきちんと計画して貯金していないキリギリスな連中には「ヒマ だけあってカネのない期間」でもあるのだ。そういうわけで、この時期に骨休めのレジャーや旅行に出かけない連中は、仕事が忙しすぎてどこにも出かけられな い奴や、俺のように問題を起こし過ぎておいそれと故郷に帰れない複雑な事情のある者を除くと、身近な所でヒマを潰すしかない連中であると断言できる。そん な奴らは恋人とアパートでで一週間連続の耐久セックス強化合宿をするか、恋人のいない奴はレンタルビデオや裏ビデオで抜きまくるか、友人と携帯でとりとめ のないことをダベり続けて携帯の電波で脳を焼いてバカに拍車をかけるしかないだろう。我々パチンカーがこうした自堕落な若者たちにしてあげられる唯一のこ とは、「セックスもオナニーも携帯も楽しいけど、いまはパチンコが面白いよ!」と言って、手近な店に引っ張って行ってパチンコの良さを教えてあげることで ある。「リミッターも外れたし、これからパチンコはドンドン面白くなる。打っているとイヤなことは忘れるし、あまっている無駄な時間がどんどん潰れるし、 そのうえ運が良ければ勝ってお金が儲かるんだよ!」と言われて心が動かない奴はいないだろう(動かねえよ!:編集部注)。このようにパチンコ人口を増や し、常連のカモを増やすことがパチンコ業界の活性化と自分の未来の儲けにつながるのだ。わかったらキミも明日からパチンコ伝導師だ!
★都知事選挙とサッチーVSミッチー
毎朝10時から閉店時間までパチンコを打つ真面目で熱心なパチンカー諸君は、そういうコトがあった事実すら知らない者の方が圧倒的に 多いと思うので、よけいな親切で教えといてやるが、有力候補の乱立で大いに盛り上がった都知事選挙は、石原裕次郎の兄貴(といってもホモの愛人ではなく本 当の兄弟らしいが)の慎太郎という親父が圧倒的多数の支持を得て当選してメデタシ、メデタシだったワケよ。仕事だとか出張だとかで事情があって投票日に投 票にいけない人のために事前に投票する「不在者投票」っつー制度もあるにはあるんだが、「新装開店のパチンコ打ちにいかなきゃないので」という理由でわざ わざ不在者投票に行ったパチンカーは、都内広しといえども、お台場のレインボーブリッジの上から命綱無しにバンジージャンプを試みた奴と同じ人数くらいし かいなかったようだ(妄想電波調査による)。俺も誰であろうが買収されれば投票所には行くだけ行ってやってもいいなと思って(で、裏切って対立候補の名前 書いて出してやるの、鬼畜だから)、どこかの候補の運動員がいつやってきてもいいように裏口のカギを開けて待っていたんだが、とうとう投票日まで一人も やって来やしねえ(不況の影響はこういう所まで及んでいる、全く困ったもんだ)。そういうコトだから投票率が低いんだよ! って怒っても仕方がねえんだけ ど、選挙報道をチェックしてきた俺が見た限り、有力候補も泡沫候補も誰一人としてパチンコのことに触れた奴はいなかったから、俺たち庶民もナメられたもん だと思ったねえ。だいたいパチンコもやらねえような奴に俺たち庶民の生活が分かるとは思えない。石原の親父も「リミッターにNO! 裏ロムにNO! 遠隔 操作にNO! あらゆるパチンコ不正にNO!」と叫んでいれば更に百万票は上乗せできたかもしれないぜ。まあ、もっとも景気対策や福祉政策やポルノ完全解 禁同様、政治家や官僚どもに期待する方が間違ってるんだから、どーでもいいけどよォ。今度の選挙でさらに驚いたのは翌日のワイドショーのトップがどこも選 挙の結果を報じるものではなく、「野村沙知代と浅香光代の超熟女バトルの続報」だったことだ。主婦向け番組とはいえ、ユーゴ空爆や朝鮮半島有事を念頭に置 いた日米新ガイドライン法案問題などを押しのけて、たかがオバさん同士のケンカがトップ記事なんだから、日本の平和ボケぶりも大したもんだぜ!
ゲスが教える鬼畜のパチンコ術
運の悪さを逆用する寸止め台選び必勝法
毎度毎度役デタラメな必勝法を紹介し続けるこのコーナーだが、さすがに前回紹介した「遠隔操作をしていそうな店に迫真の演技で重度の障害をかかえた身障者を装って行き、同情を誘って勝つ」という悪質な記事には、読者からいつもよりも2割増し以上の抗議のおハガキが 来たらしい。ああ、そうだった。何もこの雑誌の読者は極悪非道の鬼畜などではなく、せっかくのゴールデン・ウィークも全て朝からパチンコ屋に詰めて終日パ チンコを打ちまくる真面目なパチンカー諸君がほとんどなんだよな。カン違して悪かったぜとちょっぴり反省(のフリ)。しかし、そん なに毎日毎日パチンコを打つ生活を続けていると、人生の終わりの死の瞬間に、これまでの生涯の思い出がまるで走馬灯のように早送りで映し出されるという段 階で、パチンコの盤面がばかりが浮かんでは消え浮かんでは消え、それも圧倒的に負け続けたイヤな場面ばかりを見てしまうのではないか、そんなことでいいのかと余計なお世話を考えてしまうのだが、俺のように仕事の合間にヒマさえあればマニア雑誌で女のけつの穴のドアップ写真ばかりを眺めている人生だと、死の瞬間にも数万個のまんこではなくけつの穴がガンガン見えてくるに違いない。どうだ、羨ましいだろう? 諸君らもたまにはパチンコ以外の穴に目を向けたらどーかね? 何度も言うが尻はいいぜえ、尻はよお!
ってアナルの話はともかく今回紹介する必勝法はいつも負け続けている奴らに特に有効な方法だ。ぶっちゃけた話、現在のパチンコは店選びと台選びで勝敗の ほどんどが決まると言っても過言ではない。いい台に座りさえすれば、猿どころか犬や猫に打たせても勝てそうな気がするのは俺だけではあるまい。そういう状 況下でいつも負け続ける奴というのは単に運が悪いだけでなく、データ解析などの分析も完全に間違って、ダメな台を選択しているにちがいない。出ると思った 台でさっぱり勝てず、出ないと思っていた台で他人がドル箱を積んでいるようなことを頻繁に体験している奴は、朝イチでこれはと思う台を選んで座ったら、打つ直前の寸止めで席を立ち、これは駄目だろうと思う台に座って打つがいい。運の悪い時ほど勝てるだろう(それも運か?)。