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『魁・鬼畜塾』

第8回 宗教詐欺学特別講座「世紀末は鬼畜宗教で儲けまくれ!

 景気がどん底で銀行さえも潰れるシケた時代だというのに、単なる妄想一つを元手にボロ儲け状態でガンガン金を稼ぎまくっている景気の良い奴らがい る。それは政治家でも商工ローンでも携帯電話販売店でもパチンコ屋でもなく、「宗教法人」と呼ばれる団体を率いる「教祖」という名の詐欺師どもである。 我々はいまこそ奴らの卑怯で卑劣で嘘八百で便所の糞以下の詐欺テクニックを深く学び取り、この世を下品のどん底へと叩き墜とす一流のエリート鬼畜となるべ く自らの邪悪さをグレードアップしなければならないのだ! 塾生諸君においては、決して尊敬することなく彼ら詐欺師どもの極悪技の数々を盗み取れ!

☆全ての宗教は詐欺である
世紀末もいよいよラスト1年を残したのせいか、昨年末近くになってからオウム真理教をはじめとする新興宗教団体や宗教セミナー組織の問題が大きな話題に なっている。ミイラ化した人間の死体を「生きている」と主張し「定説」という流行語を生んだ「ライフスペース」の高橋代表や、足裏鑑定や信者の修行に法外 な金額を要求して六百億円以上の金を集め、全国各地で訴訟を起こされている「法の華三法行」の福永法源などがその代表格だが、彼らのやっていることを「霊 感商法」だとか「宗教詐欺」だとか「えせ宗教」などと呼ぶのは大きなカン違いであり完全な間違いである。
一度しか言わないからよ~く聞いて欲しい。俺が言いたいのは「この世に宗教詐欺など存在しない。全ての宗教が詐欺でありイカサマなのだ」ということだ。 基本的に全ての宗教はありもしない神や仏やあの世だの地獄だの天国だのという妄想(電波)をタネにして、善良でバカで愚かでグズでノロマで非科学的なボン クラ人民どもを惑わして金をユスリ取る霊感商法であり、マトモなものなどタダの一つも存在しない。世間一般には、仏教やキリスト教など古くからある伝統的 な宗教が正しくて、無謀な金集めをするいかがわしい新興宗教が間違った宗教であるという見方があるが、とんでもないことである。
伝統的な宗教と新興宗教の教義(妄想)自体に大した違いはない。どちらの信者も、ありもしない神や仏やあの世や生まれ変わりを信じる非科学的な大たわけ 者どもばかりで救いようなど全くなく、違うのはただ一つ、金集めの方法とその規模だけである。伝統的な宗教は地域社会に深く根ざして安定しているために経 営者側にも余裕があり、一回に信者からボッタクる金額も「常識の範囲内」で、「信者は大勢いるんだから、カネは無理をせずに細く長く搾り取ろう」という良 心的な営業をするので社会的にもあまり問題にならない。これに対して新興宗教の経営者の大半は詐欺師としてはかけ出しのシロウトなので、金銭への執着や欲 望も人一倍でその思考方法も短絡的になりがちで、いつ信者に逃げられるかもしれない不安から「カネは取れるときに取れる奴から限界ギリギリまで全部一遍に ムシり取ってしまおう」という浅薄で極悪な経営をするので問題が生じるのである。したがって両者は妄想商売でカネ集めの詐欺をしている点で明らかに「五十 歩百歩」の同罪で同じ穴のムジナなのだ。いや、善人面している分だけ伝統的な宗教の方がタチが悪いといえるだろう。分かったら、塾生諸君は、今後は新興宗 教の連中ばかり白い目で見ずに、伝統的な宗教の連中のことも容赦なく思いきり軽蔑してとことん馬鹿にしてやろう。
言うまでもないことだが、「人間だけが高尚な存在で神や仏に見守られて死後の世界もある」などという妄想は、冷静に考えれば考えるほど非科学的な人間中 心主義の思い上がった発想であり、根拠もクソもあったものではないことが分かるだろう。確かに人間は他の生物と違って明確に「意識」や「言語」を持った知 性ある生物である。しかし複雑さ故に脆くもあり、人は将来や人生に悩んだり、恋愛に悩んだり、自分のチンポやマンコの大きさや味や匂いに悩んだり、けつの 穴の美醜に悩んだりと、様々な不安を抱えてしまいがちだ。宗教はそういう人間の弱さや脆さにつけ込んで金をふんだくる最もタチの悪い詐欺行為であり、宗教 で喰っているような連中はどいつもこいつも俺に負けず劣らず便所の糞以下の超ド最低の鬼畜だと思って間違いない。
それでもこんなイカサマ詐欺を本気で信じて救われた気になって、感謝しながら大金を払う馬鹿も多いようなので教祖志願の詐欺師も後を絶たない。実に馬鹿馬鹿しい話である。
しかし、「巧妙に仕組んだ詐欺行為」として割り切るならば、「宗教」は単なる個人が何もない状態から「妄想」を元手に人民をたぶらかし、運が良ければ巨 万の富を築きあげ、なおかつ尊敬されるという実に素晴らしい集金システムなのである。したがって我々鬼畜は宗教を非科学的な詐欺だと糾弾するよりも、積極 的にその集金システムを学びとり、今後の鬼畜人生に利用していくべきだろう。一流の詐欺行為とは、決して被害者に騙されたことを意識させず、犯行が発覚し ても「何かの間違いだろう。あの人が私を騙すわけがない」と、訴える気さえ起こさせないように仕向けるほど巧妙なものである。これが「詐欺は盗みや殺しと ひと味違う芸術的犯罪」であると言われる由縁だが、我々は鬼畜として「人を騙すことはあっても騙されるような馬鹿にだけはなってはいけない」ことを肝に命 じておかねばならない。そんなわけで、とにかく宗教は儲かるぞ!


☆最近の宗教問題を読み解くキーワード
○ライフスペース
高橋弘二率いる自己啓発セミナー。八百万円払うとグルのシャクティ治療が受けられ、誰でも素敵なミイラになって生きられるらしい。ちなにみ浦安のホテルで ミイラ化して発見された小林氏はもともと無口な人だったがミイラになると更に一層無口になり、警察の手荒な事情聴収にも一言も答えず、その後、麻酔無しで 解剖されても文句一つ言わなかったナイスガイである。合掌。

○高橋弘二
元税理士のグル(自称)。何でもサイババの後継者で、以前6千年間もインドのサイババの弟子をやっていたというが当のサイババは認めていないらしい。身体 には血が一滴も流れておらず、何も食べずに排便もしないという。いつも叡知あふれる「定説」を披露して詰めかけるボンクラ報道陣を教育しているが、近代科 学に毒された記者たちには理解不能な難解なものが多くあまり成果は上がっていないようだ。

○グルデビュー
高橋弘二が今度のミイラ騒ぎで華々しくマスコミの取材攻勢に合ったことを信者たちは「グルデビュー」と呼んで大いに祝福しているらしい。昨年はこの他に も文京区で起きた通称「お受験殺人」で自首した山田みつ子さんの「殺人鬼デビュー」が記憶に新しいが、こういう感覚は生まれた子供を初めて近所の公園に連 れて行って披露する「公園デビュー」と同様で、信者はグルがみんなと仲良くやっていけるか期待と不安で胸はドキドキ、ワクワクってトコだろう。なあに大丈 夫だよ、この国はオブチみたいなクソ親父でも厚顔無恥にノウノウと首相やってられるんだからさ。

○定説
99年度裏流行語大賞を受賞したといってもいいぐらい巷で流行したコトバ。何でも説明がつかなくなると「それは世界の定説です」と語って報道陣をケムに巻 く高橋代表は、「定説」を「真理」と同義語のつもりで使っているようだが、不幸なことに信者以外のまともな人間には「いいわけ」や「電波」と同義語にしか 聞こえないようである。

○シャクティパット
信者のアタマをポンポン叩くだけで5百万円も貰える楽で素敵なボロい商売。どんな病気もたちどころに治り、あまりの気持ち良さにミイラになった人もいるら しい。一部週間誌の下品な報道によれば、高橋氏は女性信者限定の「下半身シャクティパット」も行っていたという。グルになると性欲や食欲や金銭欲を超越す るのでいやらしくも何ともないことらしいが、実にうらやましい話ではある。

○ミイラ
定説によれば、自分の意志でミイラ化した人間は死体ではなく「生きている」のだという。このことを真面目に信じているのは世界広しといえども、ライフスペースの信者たちと紀元2千6百年前にミイラを作っていた古代エジプト人たちぐらいのものであろう。

○法の華三法行
福永法源が教主の宗教団体。とても有り難い教えがあるせいか全財産を投げ打って入信する信者(患者)が多く、集めた金は12年で六百十億とも言われてい る。昨年12月、宗教法人としてはオウム真理教に次いで史上二番目の警察による強制捜査を受けた。その昔「国家から弾圧を受ける宗教ほど良い宗教である」 という無責任な言葉があったが、この団体に当てはまるかどうかは、おのおのが頭の中に響く「天の声」に聴いてみるがいい。

○福永法源
百九十センチの大柄な体格と、暗い夜道で会っても積極的にカツアゲしようとは誰も思わないような迫力のある顔を見て「宗教家というよりもヤクザか地上げ屋 にしか見えない」などと失礼なことを言う馬鹿も巷には大勢いるようだが、福永氏は天上界では釈迦やキリストと同格の尊い聖人らしい(by天の声)。天の声 と称する強欲な電波の指示に従って巨額のカネを集めるが、私利私欲には一切使わず、天の声の命令で本当に仕方なく自分では望みもしない高級ホテルに宿泊 し、豪華な食事を食べているらしい。本当ならば実にお気の毒な話である。

○頭をとる
法の華三法行の信者が福永氏の教えを深く信じて身体に刻み込み、何の迷いもなく福永氏の言いなりになれる状態になったことを「頭がとれた」と言うらしい。 こうなると気分は本当にサイコーで、福永氏の語ることが全て正しく、警察やマスコミの連中が限りない馬鹿に思え、どんな巨額の金を教団に寄進しても惜しく も何ともない幸福な状態になるようだ。「マスコミの奴らもみんな頭とればこの世はもっと(オレに都合が)良くなるのに」

○足裏鑑定
法の華三法行のオリジナリティあふれる占い鑑定商売。福永氏によると足の裏の汚れが万病のもとで、足裏を見ればその人の人生も過去、現在、未来がたちどこ ろに分かるそうで、教団の認定する「足裏鑑定士」に見てもらうと、誰でも「このままでは将来ガンになる」「とてもまともには死ねない」「あなた一生独身で すね」などと恐ろしいことを言われて修行することを勧められるらしい(足裏鑑定だから良かったのだ。これが「乳首鑑定」や「性器鑑定」ではイヤラシすぎて 著しく説得力に欠けたと思われる)。

○右脳塾院と百歳塾
法の華三法行の教育機関。右脳塾院はたったの三百三十万円払うだけで、福永氏の本やチラシを配布するなどの雑務を通して右脳を発達させる有り難い教育が受 けられる。百歳塾の方は情報が乏しいが、たったの七百万円払うだけで、おそらくは百歳まで生きられるような有り難い修行が受けられると思われる。



★参考例 
☆村崎百郎が新たなミレニアムにプロデュースする超イカサマ宗教

「尻の穴珍宝行」

○教主 宇宙イチ有り難い“電波”の声を聞く元鬼畜ライターの村崎百郎

○教主の目覚め
人の世のためにならない邪悪なことばかりして世間に迷惑をかけていた鬼畜ライターの村崎は、ある夜いつものようにゴミを漁っていると、通りががりのノラ 猫が「ここ漁れニャーニャー」というのでゴミの山をかき分けると、その奥から青白く激しい光りを放つ一つの大きなゴミ袋が出てきた。村崎は「放射能だった らどうしよう?東海村までバケツリレーで運ばなければ」などと意味不明のことをつぶやきながら袋を破いたら、へその尾もろくに取れない赤ん坊の腐乱死体に 輝く巨大な蛆虫がくっついてうごめいていた。村崎は「まさかお前、“照らしてやるから墓碑銘を読め”とか、マルドロールにツマンネエこと言うんじゃねえだ ろうな!」と言いながら手に持っていた空き缶を蛆虫にぶつけたら、蛆虫は電波を飛ばして「私はお前の父であり母であり兄であり姉であり弟でありお前自身で ある」とタワケたことを語り始めたので、我慢できなくなった村崎はソッコーで小便をブッかけたうえに火をかけて極太チンポを出してシゴキはじめた。すると 突然周囲の夜が裏返って神どもの裁きにけりをつけねばならないことに気がついた村崎は、人間の尻穴のシワシワのすぼまりの中に限りない真理と愛(ウ ゲー!)を見い出して悟りと尻穴をひらいたのであった。ああメデタシ、メデタシ。ここ漁れニャーニャー!

○教義(抜粋)
「何を隠そう、教主村崎百郎は地球から69マンコー年離れたアスホール星の皇帝、サバノビッチ4世の生まれ変わりであり、地球の人民全てが尻穴愛撫の快楽 に目覚めて溺れるまでアナルセックスの普及を目的としたイカサマ宗教“尻の穴珍宝行”の布教を始めたのであった」
「村崎教主にはぺぺ大佐、恥骨大使、ちり紙博士、まんこ将軍、オリモノ元帥、アナルガイストなどという奇妙な名前の強靱なアヌスを持った有能な幹部が合計12人いる」
「この世の全てはアナルセックスである」
「汝の隣人の尻穴を愛せよ」
「人はヴァギナセックスのみに生きるにあらず」
「腟穴を犯されたら尻穴もさし出すがいい」
「ニュータイプの覚醒はアナルセックスによってのみ引き起こされる」
「翼よ、あれが尻の穴だ」
「けつは何でも知っている」
「入れてやる!入れてやる!入れてやる!入れてやる!入れてやる!」
「生ビールがなくても生アヌスがあればいい」
「世界は一家、人類は尻穴兄弟!になるのが望ましい」
「けつの穴に誓って尻穴浮気はしません」
「天国の門と尻穴は、あなたの前に常に開かれているものである」

○聖地
尻の穴珍宝行の聖地は富士山である。村崎の「低説(おつむの出来が低レベルの馬鹿には到底理解不能な高尚で難解な説、の略)」によれば、富士山はその形が 排便寸前の盛り上がった尻穴に良く似ているために、尻穴愛好者が引きつけられ、そのおかげで裾野には多くの新興宗教の教団の拠点(寺や神社や教会や道場や 本部など)があるという。そのために富士山に登るという行為の中には、排便寸前の盛り上がった尻穴を羽毛で愛撫するような象徴的な意味が含まれており、そ れが富士登山の快感の真の理由だという。

○布教活動
「尻穴の汚れは魂の汚れ」などと言って、ババアを除く女性限定のいかがわしい「尻穴鑑定」を行い、ほぼ全員に「う~ん、うんこクセえなあ!このまま放って おくとあんたは確実に“痔”になるぞ!」「痔になりたくなければ、俺のチンポをシャブるフェラチォ修行をせねばならん。それで俺のチンポを見事カチカチに イキリ立たせることができれば、お前の尻穴を限界まで広げて、気が遠くなるぐらい有り難い俺の極太チンポを挿入して、お前の尻穴を清めてやろう。料金は たったの一千万円でいいぞ。これは俺の意志ではなく“電波の声”がそう言うのだ。さあ、みんな、チンポーですか?(教主がこう問い掛けると、女性信者は 「マンコーです!」と答えねばならない)

○無能塾と尻穴塾
どちらもたったの5百万円で入れる尻の穴珍宝行の特別教育機関。無能塾は教主の教義や命令に疑問を持たなくなるように信者の頭を皆で寄ってたかってボコボ コにブン殴り、頭の中がまっ白になってアナルセックス以外何も考えることのできないデクの棒のバカに仕立てあげる超暴力的な塾である。また、尻穴塾は、ア ナルセックスを楽しめるように、教主の村崎様自ら信者の尻穴に指をつっ込んで、力まかせに穴を広げるという少々痛いが実に有り難いことをしてくれる素晴ら しい塾である。どちらも教主が気に入った女性信者や美少年信者がいると、夕食後に名指して「ユーもう寝なよ」と言って無理矢理別の寝室に寝かせて、アナル 狙いの夜這いをかけるらしい。大人しく尻穴を犯されると教団でのスター的地位が約束され、これを拒むと飯も喰わせて貰えないらしい。

○「尻穴を広げろ」
村崎教主によれば「男も女も尻穴が広がってない奴は一人前の信者とはいえない。俺を批判するマスコミのクソ野郎どもも、何も考えずにさっさと尻を広げればこの世はもっと肛門的で素晴らしいモノになるのにねえ…」ということである。真偽の程は定かではない。

○尻奴隷&肉奴隷募集
「尻の穴珍宝行」の発展のためなら何をされてもいいという敬虔な信者をよりすぐって選び、丸裸にして首輪をつけて教団の玄関で飼育する。教主の機嫌が良ければ尻穴を犯して貰えるという素晴らしい特典もある。